朝日新聞:福島原發二號機熔堆
福島第一2號機、核燃料7割以上が溶融か 名大など発表
朝日新聞デジタル 9月26日(土)23時50分配信
東京電力福島第一原発事故で放射性物質を放出した2號機について、核燃料の7割以上が爐心から溶け落ちている可能性が高いとする解析結果を、名古屋大などのチームが26日、大阪市であった日本物理學會で発表した。大気中を飛び交うミュー粒子という素粒子を使ってX線のように原子爐を透視する手法で調べた。
原子爐を透視する調査の結果は東電などが1號機で3月に発表した例がある。名大は昨年から東芝と共同で調査を開始。事故を免れた5號機との比較で、2號機の爐心に核燃料がほぼ存在しないとの結果を得た。解析の誤差も考慮し、溶け落ちた核燃料は70∼100%の可能性が高いと結論づけた。落ちた核燃料がどこにあるかは確認できていないという。
東電は2號機の核燃料について、コンピューター解析などから一部は爐心に殘っていると推定している。今後、ミュー粒子を使ったより精度の高い透視やロボットによる內部探査でさらに調べる予定だ。名大の森島邦博特任助教は「今回の結果を將來の溶融燃料の取り出し方法の検討に役立ててもらえれば」と話す。
ミュー粒子は、コンクリートや鉄は突き抜けるが、ウランなど密度の高い物質には遮られやすい性質があり、核燃料の位置を調べるのに使われている。(熊井洋美)